「子供には自分と同じ仕事はしてほしくない」
システムエンジニアは、
・長時間労働でろくに休日もない。
・サービス残業三昧で給料が低い。
・「残業している俺、かっこよくない?」と社畜にならないと精神が持たない。
一般的なイメージとしてはこんな感じでしょうか。
そんな業界に自分のかわいい子供なんていれたくないですよね。
しかーし。実態はそんな激務でもないですよ。
労働基準法や世の中の流れ的なものもありますが、午前様や2徹・3徹当たり前の世界ではなくなってきてます。システムエンジニア歴18年目突入ですが、最近は月30時間、多くても45時間程度の残業です。もちろん土日は休み、長期休暇もフルで休みです。それに加えて”働き方改革”という使用人にとっては追い風でしかない改革で年5日の有給休暇も積極的に取得することができています。
そんな私でも
「子供には自分と同じ仕事はしてほしくない」
と思います。なぜか。
自分の仕事に誇りを持っていないから。
です。
「おいおい、そんなモチベで仕事なんかされたらたまったもんじゃないよ」
という声が聞こえてそうです。
ただ、大丈夫です。仕事は仕事とちゃんと割り切っていて求められたこと以上の成果を出そうと必死こいて走ってきたので、お客様との関係も良好ですし、何より品質も文句ない仕上がりで納品しています。
「信頼」というものを一番大切にしてきたので、それを築き上げることも難しいですが、継続することはもっと難しいことです。それを努力一つで18年間積み重ねてきました自負はあります。
が、
「子供には自分と同じ仕事はしてほしくない」
です。
ある時、気付いたんです。
「子供に胸張って自慢できない、楽しさを伝えられない仕事を人生の大半の時間をかけてしてる俺ってなに? 虚しくない?」
子供が寝てる間に起きて会社行って、社会で戦って、家路についたら子供の寝顔見てる。
20年近く、人生の大半を捧げている仕事を子供に自慢できないってどーゆーこと??
このままあと20年、我慢して働いて、定年を迎える頃、どんな気持ちなんだろう?
「やっと終わった。よく頑張ったね、俺。」
なのか、
「いろいろあったけど、楽しかった。良かった、この仕事で。」
今のままでは、確実に前者。
“そんな人生でいいのか、俺。
お前のやりたいこと、何だよ?やりたいことやれよ。”
もう一人の自分がずっと、ずっと問いかけてきます。ずっと。
そんなこといっても生きていかなきゃいけないし。
と簡単に言い訳して、いつもの日常へ。
そんなことを繰り返し、気づけば40歳。
“もういい加減、目を逸らすのはやめよう。
何かを始めるにも遅いことなんてなんてない。”
現実と背中合わせで生きてくことに精一杯。でも、何かを変えたい。
そんな複雑な気持ちで始めたのがこのブログです。
方向性もなにもかも決まっていません。
ただ、決めたことは一つ。
40歳という節目で自分が感じたこと、日々の思いや出来事を残していこうと。
これが何につながるかなんて今の自分にはわかりません。
甘いのかもしれませんが、思いついたことに純粋に向き合い、行動していきたい。
ただそれだけのことです。
これから、よろしくお願いします!